2014.11.30.(日) 西表0泊1日強行採集

次男との男旅の時諦めた西表のウスアオ、帰った後もこれがどうにも引っかかってしまい、いなくなってからやっぱり行っておけばよかったと後悔するのも嫌だったので、費用面では極端に割高ではありましたが奮発して行ってきちゃいました。0泊1日の強行軍。一般的には日帰りと呼んでいるものです。

朝一番の直行便で新石垣空港へ。10時着。タクシー奮発。途中運ちゃんに無理言って石垣市街地で10分だけ待ってもらいハマヤマト6頭さらってから港へ向い、11時の上原往きの船に余裕で乗れました。

上原で車を借りて、まずは旧道の白浜林道入り口方面へ。祖納側から入ろうと思ったのですが柵で車両進入できず。時間が限られているので柵を越えての徒歩でのアプローチはやめました。柵の手前付近もよく見られるとのことだったので探るも全く出会えませんでした。三角紙の落し物があったりと、採集者が集中していることが伺えました。

次いで白浜。ここでやっと念願の初物のウスアオに出会うことができました。シロウラより小型なので見分けは容易。計5頭のオナガウラナミを採集できました。実は…5頭のうち1頭が色調の異なるもの。と言ってもメスではありません。紫色。ムラサキオナガウラナミでした。期せずして初物1種余計にゲットできました。

次いで浦内に向かい、ここで♀も採集。今回のミッション完遂。

最後に今シーズンの締めとして東部でハマヤマトと思ったのですが…知人から伝達してもらったポイントは真新しい柵で囲われ立ち入り禁止に。しかも見張り番までいる始末。網持っていただけでえらい剣幕で怒られました。逆らってもしょうがありませんので、食草のヒユ類を探しながら復路の乗船予定の大原まで向いました。その道すがら計4か所イヌビユを発見。うち1カ所で成虫確認、1ペア採集できました。時間切れで1ペアだけでしたが、地這シジミは群れていましたので、多数のヒメシルビアの中から、選んで採ればまだまだ数は伸ばせたと思います。結局自己開拓ポイントのハマヤマトでシーズン締め。気分よく大原からの船で石垣へ、最終便の飛行機で羽田へ戻って強行採集は幕を閉じました。


2014.11.15.~16. 石垣島男旅

石垣再訪してきました。次男を誘ったら超乗り気であっさり同行を決断。予約確保以降は私より次男の方が、「早く15日が来ないかなあ」などと大変楽しみにしていたようでした。直前に西表のハマヤマトやウスアオオナガウラナミ発生情報が入ってきており、渡っちゃおうかとも思いましたが、さすがにいくら楽しみで乗り気とはいえまだ6歳。飛行機に船にと移動時間が長くなり、しかも一泊二日の強行とあっては無謀だろうと思い西表は今回は無しにしました。

レンタカーを借りて最初に向かったのは真栄里林道。9月の時より、蝶の絶対数という事だけならはるかに個体数が多かったです。次男は見る種がことごとく初物。スジカバなんかでも大喜びで片っ端からネットに入れて、取り込みに付き合うだけでくたびれました。その後嵩田、屋良部、万勢山などを巡って、1日目は次男の採集品だけでタッパがいっぱいになってしまい、反して私の採集品はほとんどないような結果でした。

2日目は…名蔵や、市街地の路傍での地這シジミ中心に午前中のみの採集。

昼の便で帰宅しました。

ヤエムラ・ヤエイチ・ヤエヤマウラナミ・ホリイコ・クロテンシロなどなど、私は大学に入って自由に動けるようになってやっと出会ったような種を次男は見事に仕留めていました。タイワンヒメなんて、こちとら去年47歳で初めて採ったのに、ヤツは6歳でクリアーしちゃいました。ヤエヤマカラスやクロアゲハに空中戦を挑み勝利している姿は、親の欲目が9割としても将来有望かと思っちゃいました。結局初の八重山での採集品は、初採集種24種。採集種数は50種を超えてきました。また行きたいと言っていますので、嫌いにならないよう上手く誘導して育てていきたいところです。来シーズン中には100種を目指して…。

写真は低温期型になりつつあるタイワンクロボシと強風を避けて側溝内にとまるハマヤマト、そして次男撮影のイワタモです。9月に私が撮影したのよりよっぽど上手にイワタモを撮っていました。カメラを貸せというので渡したら、パシャッとシャッターを切って、芝生撮影して何になるんだろうと思ったのですが私が気付いていなかっただけで次男の眼にはしっかりイワタモが入っていたようです。


2014.10.11.(土)大井川・天竜川

今度は次女も連れて、次男と合わせて3人でもう一度大井川へ行ってきました。

残念ながら前回とは打って変わって蝶は少なく、報告に値するような結果は出ませんでした。通常のSL見学しようと思っていたところ、この日もトーマス列車。期せずしてトーマスを見ることができた次女は大喜びでした。

往きの高速で対向の新静岡IC手前が工事で大渋滞していたため、転戦先を安倍川でなく天竜川へ変更。コマツナギの大群落があるところへ向かったのですが…思いっきり刈られて、野球少年の頭のような土手になっていました。(右の写真で手前草地の奥の丸刈りの場所)その脇で、「絶滅危惧種ミヤマシジミの食草コマツナギを保護してます」って書かれた看板が傾いていて、なんだか空しくなってしまいました。ここでもろくに見れずに、早々に引き揚げ、近くのゲームセンターで妖怪ウォッチのウキウキペディアで遊んで帰りました。


2014.9.27.‐28. 石垣島

恒例の一泊二日強行八重山行を今年は9月末に行いました。

少し前に台風接近もあったことですし期待していたのですが…

過去最悪の成果となってしまいました。何しろ蝶が少ない。静岡県内の大河川敷の方がよっぽど蝶影が濃い感じです。

スミナガシ♀を複数確保できたのが唯一満足できる部分でした。

それと箱の充実用にホリイコ生かして130頭を持ち帰りました。

それ以外のものとしては、多めだったのはコウトウシロシタ、ヤエヤマイチモンジ、ヤエヤマムラサキくらいでした。バンナのイワサキタテハモドキもいっぱいいましたがこれは採集禁止区域ですので見るだけです。

迷蝶なし。万勢山でイワサキコノハの情報が一件入ってきただけ。

石垣に飛んだ日、御嶽が噴火しました。窓際の席で、天候もよく羽田を飛び立ってしばらくして富士山がすぐ横に見え、御嶽山は南アの向こうのかなたに遠目でもはっきりと判りました。数時間後に噴火するとは思いもよらないまま、眺めていたものです。

下の画像はホリイコ交尾と、上手く撮れませんでしたが一応イワタモ、それとアサヒナ採集禁止を啓発する看板です。


2014.9.21.(日) 大井川鉄道にトーマスを見に行った

次男を連れて、大井川鉄道の家山駅に機関車トーマス仕様の蒸気機関車を見に行きました。乗ってみたかったのですが、気づいた時にはすでに遅く、チケット購入は満席でかないませんでした。

と書くと、いかにも子供のことを優先に考えている風で、点数を稼げますが…目的はトーマスでついでに採集なのか、採集に行くための口実でトーマスを出したのか…本当はどちらなのかはご想像に任せます。

ミヤマシジミ・ツマグロキチョウ・ヒメアカタテハなど、6種ほどの初採集品を手にした次男は、どうやら採集にはまった模様。帰りの車の中で、今度はいつどこに採りに行く?と聞いてました。蝶採集に引きずり込む作戦が着実に実ってきているようです。


2014.9.7(日) 雨の安倍川

当初、奈良の蝶友と県内秋の蝶採集の予定を立てていましたが、雨予報だったので中止。夏休みが終わった長男を夜にアパートまで送り届ける予定だったものを、昼間に済ませてしまいました。次女だけが一緒に行くと言い出したので、連れて出発。長男を無事送り届けた後、雨がほとんど上がっていたので、ちょっとだけ、という条件で安倍川を見に行きました。6月に多数のミヤマシジミの見られた場所は、コマツナギがごっそりと刈り取られ、地を這うような小さな株しか生えていませんでしたが、したたかに、力強く発生していてくれました。ダラダラ発生なのか、雌雄ともボロから当日羽化と思しき翅の柔らかいものまで混ざりました。次女ミヤマシジミ初採集。市内では上がっていた雨が、ポイントでは最初からぽつぽつと降っていてその後30分ほどで本降り。帰りの道中は何カ所かでバケツを返したようなゲリラに出会ってしまいました。4♀♀を母蝶に回して、庭のコマツナギに網掛けて放っておいてあります。

 

最近は毎日数頭ずつでも、こまめに展翅をしているんですが、夜になって6月1日の同地のミヤマシジミを展翅していたら…1♀の右前翅に青い部分が。わずかなので自信なかったのですが、全くの素人で何ら先入観の無い奥さんの目で見て「やっぱり青いところがある」という答えが返ってきたので…展翅が上がるのが非常に楽しみになってきました。もしホンモノなら、微小とはいえモザイク。雌雄型野外連続採集年数記録が5年に伸びます。採集後あれだけ検品したのに全く見いだせていませんでした。何年か前のコキマダラもそうでしたし、もしかしたら、スゴイお宝が陽の目を見ないまま冷凍庫にまだ眠っているのかもしれません。


2014.8.17.(日) リベンジの北富士

殺生が戒められちゃうお盆の最中、北富士に飽きもせず向かいました。

当初天気予報がこの日だけ非常に悪かったということと、お盆の最中で家のこと、子供が小さい方は家族サービス、といったものが影響しているのでしょうか、最近の北富士ではあり得ないくらい採集者が少なく、快適な時間を過ごすことができました。

到着時濃霧、でもすぐに晴れ気温も上昇。一斉に蝶が飛んでくれました。しばらくして雲が多くなり、一気にトーンダウンしてしまいましたが、結果は以下の通り。

ヒメシロは多数、ゴマ30弱、ミヤマシジミ数はいるけどぼろくて残念・雌雄型も見ず、ヤマキ採れたけどたぶん外れ年、キマモもういない、ムモンアカは誰かにやられた後…。

最後に入り口のクルミを叩いてオナガシジミ2頭。もうぼろぼろ。1頭なんか触角が2本ともないような個体でした。

この日、高校生の蝶屋さんと知り合いになりました。私の周囲では、無理やり採らせている感の否めない自分ちの子供を除いて、一番若い蝶屋さんになります。貴重な存在を大切にせねばと思い、今後も私にできることがあれば微力ながら協力させていただこうと思い名刺交換(最近は高校生も名刺持ってるんですね)してきました。この日の一番の収穫は彼と連絡先交換ができたことだと思っています。


2014.8.9.(土) その後のキリシマ

本年最初の挑戦でnullを喰らった近場のキリシマ。その後ちょこちょこと短時間の採集に数回出かけました。7月19日に今年度初の1♂を得、8月9日に1♂1♀(♀は採卵に回した)を得るまでのトータルは、9♂♂2♀♀でした。♂はもう標本には適す状態ではなくなっています。

7月21日の次女誕生日記念日ラベルは、無事キリシマの♂2頭で確保できました。

注文していた8mオーバーの長竿が届きましたが…すでに時は遅く、キリシマへの活用は来年度に持ち越しです。もう少し早く購入していたら…おそらくあと数頭は採集数が増えていたと思われます。


2014.8.3.(日) 本番の北富士

果たして蝶は出ているんだろうかと、不安を抱えながら知人2名と北富士に向かいました。

到着時、最初に向かったポイントでは既に採集者が何人も入り込んでいて、でも話す方みなことごとく、ダメだというお返事しか返ってきません。何カ所かめぐってもやっぱり同じ。たまにミヤマシジミが目に入る程度。走りのゴマも数頭の確認にとどまってしまいました。

この日の目的の筆頭はムモンアカ。これは時期がぴったりだったようで、とりあえず満足できる状況になってくれたのが唯一の救いでした。


2014.7.27.(日) 早めの北富士

翌週の日曜に知人の案内をする予定になっている北富士へ、発生状況の下見に行ってきました。

残念ながら、蝶影の薄いこと薄いこと…例年なら見られるはずのキマモも全く確認できませんでした。

唯一の成果はクロシジミ。北富士では初になる♂個体も多数得られました。

翌週がどうなっているか、逆に不安に駆られる下見となってしまいました。


2014.7.13.(日) 近場のキリシマ

7月の第2週なら大概発生しているとささやかれている(実際昨年は7月14日の採集実績あり。伝聞)ので、近場のキリシマを探しに、昨年採集実績のある地元蝶友の案内で函南と三島市内に出かけました。

生憎の天候で、♂の確認はそれらしき姿1回目撃のみ。叩き出しで♀らしきもの5回。いずれも樹上高くにいて降りて来ずでした。キリシマの♀と言えば、低い場所をうろちょろしてるイメージですが…発生初期は樹冠で交尾相手の♂に巡り合えるように待ってるんでしょうか。

9時半過ぎにはポツポツと雨も落ちてきて、一気にモチベーションはどん底。あっさりギブアップしてしまいました。

久々に、三角紙を1枚も使用しない完全nullをくらってしまいました。

8月に入っても見られるので、適当なところで天気のいい日に…急な腹痛が起こったとでも職場に連絡を取ることとしようかなあ。あるいは親戚の急病人とか…釣りバカの浜ちゃんがうらやましい。


2014.6.29.(日) 富士山周回

奥さんが同級会で出かけたため、子供たちと3人で富士・富士宮経由で本栖高原に向かいました。

ヒメシジミ目的。でも少な目。一番下がヒメシジミ初採集となりました。

他には…ウラギンヒョ・ヒョウモンチョウ・ギンイチなど。

早々と切り上げ、樹海を抜けて富士吉田・山中湖村・忍野村方面へ。

詳細な場所はヒミツですが、アサマシジミの情報を得ていたので探索。

5♂♂4♀♀。初の純正富士山アサマを得ることができました。

そのまま山中湖→須走→御殿場を通って、途中トイザラスでずっとねだられていたトッキュウジャーとハピネスチャージプリキュアのおもちゃを購入して帰宅しました。結局富士山を周回したことになりました。

家に着いたら…奥さんはもう帰宅してました。駅まで迎えに行く約束をすっぽかしてしまった…。


2014.6.14.(土) 天竜川と秋葉ダム

昨秋のリベンジで、天竜川にウラナミジャノメ第1化を狙いに行きました。20年前に間違いなくここで採った、という方に出会いましたので、場所的にはとんでもない見当違いはないようですが、思いっきり返り討ち。全く姿を見ないままギブアップして、この日の2つ目の目的である浜松市天竜区にクロツバメ探しに向かいました。おおよその場所は聞いていたので、ナビを見ながら車を流してツメレンゲを探したのですが…良さげな石垣があっても日当たりが今一だったりで、結局3カ所でしかツメレンゲが見つかりませんでした。そのうちの1カ所で、やっと成虫発見。いるところは固まっているようで民家とそこに続く畑の石垣のみで30頭近く発見できました。もう1か所は、探っていたら上から大きな紐が落ちてきて、よく見たら1m近いシマヘビでした。ビックリ。


2014.6.上旬 三島市内ミドリシジミ

昨年は5月中に発生した市内のミドリ。今年は知りうる範囲内での初見は6月1日でした。

先の記事に書いた通り、湿地帯が工事にて立ち入り禁止となったまま。でも何かを行っている気配は全くないままでした。

入れないので、林の縁を叩くだけしかできず、近年に無い少数確認に留まってしまいました。4回見に行って、合計50頭くらいしか見れませんでした。3分の2程度がメスでしたが、初めて1頭もAB型が入らないシーズンとなってしまいました。

今後、この湿地帯がどうなっていくのか、大変気になる懸念事項です。


2014.6.1(日) 安倍川流域

名古屋で朝を迎えました。本当なら…奥さんと子供たちも同伴で、名古屋港水族館見学予定だったのですが、直前に一番下が熱を出して取りやめ。そういうわけで、朝一番で帰宅の方向。でも…あまりにも勿体ないから、途中ちょっとだけ安倍川を見ていくことを許してもらいました。

新東名新静岡ICを下りてそれほど時間かかることなく、ミヤマシジミのポイントへ。昨年秋に多数見られた場所で、今年も大量に発生していました。

同じ場所でいっぱい確認しても意味無いので、別の場所に転戦。そこでも今回初めて少ないながら確認できました。

早々に切り上げ、昼前に帰宅したら、熱発の子供はすっかり元気で飛び回ってました。まあ、子供の体調不良なんて得てしてそんなものですけどねっ(涙)

2014.5.31.(土) 名古屋で研修会&ムシャクロツ

この日、名古屋で医者の方の関係での研修会出席。

18時からで、なおかつ会場ホテルが宿泊場所でもあったので、ゆっくりできました。ホテルに入る前、春に見ることのできなかったムシャクロツを探してみました。ポイントに入って早々黒っぽいシジミが。なんだ、いっぱいいるじゃん、と思ったのですがこれがツバメの♀。そいつらに邪魔されながら探すこと10分。やたら黒くてヤマトシジミチックなものを見つけ採ったらこれが本命でした。同じ見分け方でもう1頭追加してタイムアップ。

真面目に研修を受け、宿泊。


2014.5.18.(日) 北信

5月17日に義弟の結婚式が軽井沢で挙行され出席。そのまま奥さんの故郷である長野市に移動し宿泊。翌日の18日に北信ギフを攻めましたが…奥さんと子供たちは久しぶりのばあちゃんとの交流に夢中で、採集にはついてきてくれませんでした。単独行。

到着時曇り。9時半くらいからたまに陽が出るがすぐ雲がかかるような天候がずっと続きました。

到着早々、車から降りた足元で写真のごとく光景を目撃。子供たちが来ていたら…まず逃げられることもないでしょうから、間違いなくギフチョウ初採集を迎えられていたのにと残念でなりません。

天候の回復を車中でのんびり待っていると、サイドミラーに何やら気配を感じ…シャッターを切って、振り返ってもう一枚。車から降りて直に撮影も、と思ったのですが、直後に鳴った奥さんからのメール着信音で逃げられちゃいました。

この日、ある採集者と現地で出くわしたのですが、なんと以前よりネット上だけですけど知り合っていた方でした。本名他を交換でき、ラッキーでした。

少ないながら、結局2桁にも乗り、満足して昼前にポイントを後にし、長野市でfamilyを拾って帰宅しました。

ちなみに写真にわずかに写ってるネット、自身の手作りです。青いオーガンジーに黄色い布で枠を通す部分をつけ…これをひらひらさせてると時々ギフがからんできます。アンコウが獲物採るときの囮のようなネットです。


2014.5.13.(火) 次男誕生日ラベル確保

タイトルの如き目的で、三島市北沢湿地に出向きました。

採集品は超普通種なので割愛。

そこで不穏な雰囲気を感じました。岐阜ナンバーの地質調査会社が車2台で乗り付けていて…。何かと思ったら、開発前提の地質調査を依頼されているとのこと。どんな開発なのかは、調査会社には知らされていない(というか調査会社は聞く必要がない)とのことですので、公園のようなものでしたらいいのですが、住宅用地なんてことになってハンノキ林が全部切られるような事態になったら、それこそとんでもない話です。

早めに静昆関係にでも連絡しておこうかと思っています。何が何でも湿地の保全がなされることを祈りたいですね。


2014.5.3.(土)~5.4.(日) 白川郷

昨年同様に、昨年と同じ蝶友と、同じように彼の別荘に泊まらせてもらって白川村の調査に行ってきました。

役場に申請して許可をもらって、初めて網を持つことができる場所。持ち帰りも2頭だけ許されています。調査報告は詳細に行わなければならず、でも今後もずっとギフチョウに生息していてもらうには大切な役割だと思っています。

今年は昨年に比べ、ある程度数を確認できました。馬狩、大窪の2地区で、2日間で合わせて30頭くらいは見ました。同行蝶友の確認個体含めますと、その倍くらいでしょうか。

昨年は、赤上りが比較的高率でしたが今年はダメ。代わりに馬狩型が各人1頭、計2頭確認できました。許された持ち帰りのうちの1頭にさせてもらいました。展翅板のやつがそれ。黒条が前縁に向かうにしたがって内側にぐっと曲がりこんで、同心円状になるようです。翅形も縦長になるのが特徴とのこと。左は日光浴中の♀。

これから、詳細な報告書の作成が待ってます。


2014.4.17.(木)18.(金)学会で名護に。そして土日をつけて…

良い時期に良い場所で専門領域の学会が開かれました。ありがたい事です。学会の合間と後ろの土日に採集した成果のご報告です。

メインは名護拠点の北部。八重岳と饒波に行ってみました。トラップにはコノハ多数。でもこの時期ぜーんぶ越冬個体のボロボロ。写真のモデルにもなりはしません。フタオは午後になってやっと動くのか、テリ張り・滑空多数。でもいずれも果てしなく高いところを行動し、これも写真のモデルにならず。時々トラップにも寄ってくるのですが止まることなく消えて行きました。

ここ何回かの沖縄本島採集でどうしても採れなかった本島産春ミカド、そしてリュウキュウウラボシ。これもミカドは1頭のみですが、ウラボシは多数の個体を得ることができました。

19日は、那覇から日帰りでちょいと宮古へ飛んできました。ジャコウは、午前中はランクが低い個体しか見れませんでしたが、午後になってようやく当日羽化かという個体も混じり、何とか形になりました。ラベル集めの来間島・池間島では、ジャコウは来間でしか得られず、池間では採りこぼしてしまいました。10年以上前の蝶研のガイドでは、宮古のナガサキは迷蝶になってましたが…今はどうなんでしょう。♂のみですが多数見かけました。きっと土着したんでしょうね。

最終の20日には、これまた散々苦労してやっと昨年秋の石垣で初採集を果たしたオオシロモン、これが爆裂しました。帰宅の関係で午前しか時間がなく、那覇からほど近い場所でしたが、いっぱいいました。

アゲハ系・ツマベニ・ナミエシロ他普通種もたくさんいました。いつもだと持って行ったタッパの大きな隙間をティッシュで埋めて持って帰るのがお決まりでしたが、今回久々に足りなくなって買い足しました。


2014.4.12.(土)開幕

やっと2014年の開幕を迎えました。

3月末の週末は天気が良い日は仕事、休みは悪天候で開幕できず、4月第1週は子供の入学式でこれまた開幕できず、やっと12日に開幕を迎えました。

富山方面を考えていましたが、前日遅くまで夜勤があり、一番近いところとして、愛知で迎えることとしました。

犬山の有名所に向かう途中、昨年来よく登場する関西の蝶友と連絡を取ったっ処、もう遅いと。そして、愛知に行くなら名古屋のムシャクロツはどう?という誘惑が持ちかけられ…犬山でとりあえずギフ1♀確保して幕を開けてから、名古屋市内のムシャクロツのポイントへ向かいました。ちなみに犬山は、交尾済み綺麗な個体。でもあちこちにもう多数卵塊が認められ、その週末で終了と見ました。

名古屋ではムシャクロツは出始めの少ない状況のようで、各人1頭とかのレベルの成果が続いていたようです。私は見ることさえできませんでしたが、代わりに全く点々の消えてしまった茶色セセリを1頭得ることができました。点がないので…種の同定がまだできていません。展翅が上がったら知り合いに写真を送って意見を聞いてみたいと思っています。


2014.3.11.(火)やっと出た、初見

やっと初見が出ました。

本日10時、往診帰りの車中からモンシロチョウ目撃。

場所は三島市玉川でした。

例年並みでしょうか。

今後季節はずれの雪などがない限り、東海地方はギフは例年通りと考えました。あくまでも印象で全く根拠はございませんので、外れても責任は問わないでください。


2014.1.1.(水) はたして元日ラベルは…?

毎年、成虫越冬の種以外で、しかも市内で元日ラベルの成虫採集がかなわないものか、時間がある範囲で探索しています。

今年は、天気予報では結構気温が高い予想でしたので期待していたのですが…残念ながら、強風に見舞われ、成虫の確認はできませんでした。