2018年12月22~23日 石垣島

3連休のうちの前2日を使って、2018年の締めで石垣に行ってきました。

迷マダラがヒヨドリバナ系のこの時期にしか咲かない花に集まりやすいという話でしたので、そのポイントを中心に見て回りました。確認できたのはマルバネ程度。採集者もやたらと多く、また2日目は早い時間に天候が崩れたため普通種のみの確認となってしまいました。

伝聞では、同地でコウトウマダラの採集情報を得られました。

与那国ではコモンタイマイが発生していたみたいですね。

2018年最終採集品はヒメアサギマダラ♂でした。

24日は家でクリスマスパーティーでした。


2018年10月6~8日 沖縄本島北部

昨年同様に、沖縄本島北部に出かけてきました。2泊3日ですが、採集は中日の7日だけでした。

残念ながら目的のジャノメは数が少なく、また破損の進んだ個体ばかりでした。画像はやっと見つけた撮影に耐えうる鮮度の個体です。

PMには昨年バナナを成虫採集した饒波を覗いてみたのですが、台風の影響かバナナが壊滅状態で、成虫はもちろん幼虫の巣も食痕も確認できませんでした。3化の生き残りフタオが観察できました。

ツマムラサキマダラは鬱陶しいくらい多数が舞っていました。

アオタテハモドキは白い触角がいつ見てもかっこいいです。

ルリウラナミシジミは今でも本島では迷蝶になるのでしょうか。

最終日はせっかくの沖縄ですので、寺社仏閣を巡ってのご朱印拝受に奔走し、採集はナシでした。


2018年9月17日 静岡県西部

次女と出かけました。

時期になるとよく訪問するウラナミジャノメのポイントは、ヒメウラナミ含めたジャノメ系全般が例年に比べ極端に少なく、私と次女各1頭しか確認できませんでした。

続いて、大井川流域のポイントも覗いてみましたが、ツマグロキチョウはまだ夏型。ぼろ♀だけで、丁度端境期かと思われました。ミヤマシジミは綺麗なオスの個体が出始めていました。コムラサキは褐色のぼろ♀だけ目撃。黒い個体は目撃しませんでした。下の写真のようなものは花に群れていました。


2018年8月末~9月 三島市のクロマダラソテツシジミ

自宅花壇や近隣の草地で連続してクロマダラソテツシジミを採集しました。

近場でソテツは見つけていませんので発生地は確定できていません。

8月25日に初めて自宅で見つけたものは、写真撮影せずに採集してしまいました。三角紙写真のやつです。

生態写真の方は9月8日に撮影したもの。そのあと近場を探索し、自宅から30m程度離れた草地でも採集しました。

その翌日に同じ草地で次女も1♂を採集しました。

自宅周りではアカボシがテリトリーを争って喧嘩し、ツマグロヒョウモンやクロマダラソテツが花に寄り、ナガサキアゲハが蝶道を作り、マテバシイにはムラサキツバメが絡んでいて、昔と比べて蝶相が著しく変化しました。蝶だけ見ると、ここが何処なのか勘違いしそうです。


2018年8月20日 湯沢

夏休みの残っていた1日分を使い、越後湯沢方面に行ってきました。

三島駅の始発新幹線で出発し、9時半には越後湯沢駅前のレンタカー屋さんを出発することが出来ました。

某所から発行されている観察マップに越後湯沢近辺のベニヒカゲのポイントが出ており周辺一帯に生息していることが伺えます。今回狙った場所でも、車で詰められる最終地点から30分ほどの登りで無事出会うことが出来ました。しかし長野県の多産地での乱舞を知っている身にしてみれば、その密度はかなり薄い印象を受ける場所でした。

メスは後翅の紋様が強く出て非常に立派なものでした。

他はヒョウモンや生き残りのシジミ(おそらくヒメシジミ)、アサギマダラなどがいただけでした。

2時間程度で十分満足でき、気分良く下山しました。


2018年7月28日~31日 小樽

夏休みの家族旅行で小樽へ行ってきました。メインは観光。採集は付録です。なので、宿泊したホテル周辺での採集しかできませんでした。

一番良かったのが、宿泊ホテルの駐車場。舗装されたところと砂利のところがあり、いずれも周囲に林が迫ってきていて、ゼフ中心に楽しめました。路面にとまったりするものの、車が邪魔でなかなかてこずりました。もっとも駐車場なので、車があるのが当然なのですが。

昼間観光に出かけたので、必然的に採集可能時間は朝方か午後遅めになってしまったのですが、面白いことにアイノが午後、エゾが午前中心に活動していました。オナガシジミは午前は下草に降りていて見つけやすかったです。

写真はすべて駐車場内での撮影。アカシジミは柏食いなのかどうかわからないのですが、10年以上も前に同地で採集したものはキタアカの判定をしています。ファボニウス♀はクヌギらしきものにとまっていますが、正体はハヤシです。


2018年7月22日 本栖高原

ホシチャ目当てで本栖に行ってきました。

多数確認できました。お持ち帰りは少しだけに留めました。ホソバセセリの交尾なども観察できました。

帰りに、朝霧高原で採卵母蝶用のハヤシ♀を、と思いましたが、この日は♂を含め手の届く場所には来てくれませんでした。

最後に函南原生林をちょっと覗きましたが、前日のような出方はしませんでした。♀1頭のみ。


2018年7月21日 次女誕生日ラベル

午前中仕事で、終了後に次女誕生日ラベル確保に函南原生林に向かいました。

駐車場のアカガシをたたいたところ、いきなりキリシマが飛び出しました。その後も多数叩き出すことが出来ましたが、高所に向かってしまい、2♂2♀の確保にとどまりました。

画像は、大木の一番下の枝にとまってくれたためやっと撮影できた個体です。


2018年7月1日 西富士方面

6月は結婚式があったり、竿振りは竿振りでも釣りの方の竿を振りに行ってしまったり、フィールドに出ようと思った日には天気が崩れたりで、全く記録のない月になってしまいました。

十勝以来の久々のフィールドでした。本栖高原と朝霧高原を見てきました。

まず本栖。もう少しすればホシチャバネなどが出てきて、草原は蝶も人もにぎわうところでしょうけど、この時期はたいして良いものがおらず採集者もろくに訪れない状況です。ヒョウモンチョウやヒメシジミ・コキマなどが目に付く程度ですが、林縁ではゼフなども見られ、結構楽しめます。ハヤシ・メスアカ・ウラゴマ・ミズイロオナガなどが現れ、また今回もウスイロオナガにも出会うことができました。

続いて、朝霧高原でハヤシミドリ探索もしてきました。2012年以降、毎年行けているわけではないのですが探索4シーズン目にしてやっと今回出会えました。静岡県側は立ち入り禁止が多く、探索できる場所が限られます。こんなに車が通る道沿いの、たった数本のカシワなのに、というような場所での発見でした。今後も継続して生息場所を確認しにいきたいと思っています。今回は残念ながら、高いところにしかいなかったので、写真は撮れませんでした。


2018年5月下旬 十勝 セセリ

久々にセセリが見たくなって、遠征を計画しました。

天候は快晴。帯広・足寄・音更方面で数か所探索。そのうち音更の1か所でだけ確認できました。

15年位前にエゾヒメシロとともに多数見られた帯広市内の2か所はセセリは姿を拝めませんでした。

他にはきれいなミヤマカラスアゲハ・アカマダラ春型多数確認。

キタキツネの親子連れとも遭遇。

4月にあった副業の方の学会で、参加エントリー時に抽選会がありまして…初の試みとのことでしたが、皆さんハズレのクリアファイル1枚の進呈を受けていらっしゃって、高望みもせずにくじ引いたところ、なんとなんと特賞に当選。商品は最新型一眼レフカメラ。今回そのカメラの野外での初の実戦使用でした。チャマダラは1mくらい、ミヤマカラスアゲハは5mくらい離れた場所からの撮影。それでもこのくらいに撮れるなら、商売にするのでなければ十分な性能だと思われました。


2018年5月13日 次男10歳の誕生日ラベル

次男10歳の誕生日、生まれた時間の採集を試みました。

天気は大雨。片手に傘、片手にネット。モンシロチョウを発見し、その時間を待ちました。

傘が邪魔でうまく振れず、逃がしてしまい、丁度の時間での採集ができないかと慌てましたが、ノーマークの別個体が飛び出てくれて事なきを得ました。ミッション完結。

天は見放さず、と思いましたが、見放さないならその前に雨降らさないでほしい。


2018年4月22日 新潟方面

新潟県方面に今シーズン2回目のギフチョウ遠征に出かけました。

次女とともに新幹線とレンタカー利用で計画を立てました。

21日PMに出発、宿泊して翌日に備えようと思っていたのですが…夕飯後から次女に変調。無口になり…夜中に発熱。

結局22日はフィールドに出ることもなく、始発で帰宅となりました。


2018年4月9日 もうジャコウアゲハ

朝晩の気温差は大きいですが、いつに無い早さで桜も散り、蝶の季節もだいぶ早く進んでいる印象です。

そんな中でジャコウアゲハを確認しました。例年ならGWくらいによく見られますので、3週くらい早いでしょうか。

場所は沼津市の香貫山。子供のころ初めてジャコウアゲハを見た場所で、今でも健在です。

仕事で通りかかっただけですが、信号待ちの間に、樹林の空間で目撃しました。結構数はいるようで、車窓から見える視界の中で5頭くらいの♂を確認できました。


2018年開幕 北陸

3月某日、北陸方面で開幕してきました。

到着時、車の温度計は1℃を表示、その後もなかなか気温が上がらず、やっと活動を確認できたのは10時半を過ぎてから、本格的に現れだしたのは11時過ぎからでした。一昨年、桃源郷を楽しんだ場所で、数を期待したのですが、活動開始が遅かったためか、一昨年の10分の1程度しか確認できませんでした。

1頭写真のようなものが入りました。

1泊して南条をのぞいてみましたが、採集者でごった返し。20m以上もあるかという範囲に青いビニール紐を張り巡らせてトラップかけたり、ちょっとやりすぎでは?と思う場面も見かけました。林道のすれ違い用の路肩に車を止めて陣取っており、もしもの時はすれ違いもままならない状態になっていて、現地の方に迷惑を掛けたら、そのうち山に入れなくされてしまうのではないかと懸念されるような状態でした。珍しいタイプのギフチョウがほしい気持ちはよくわかりますけどね。数の多い場所なので、広範囲にトラップかけずとも十分楽しめるのではないかと思います。一昨年、小学校2年生になったばかりの息子でさえ、良い場所を見つけて青い服を着て待っているだけで70頭くらい網に入れることができたのですから。

 


2018年初見 三島市

非成虫越冬種の初見は、今年は3月3日でした。谷田桜ケ丘にてモンシロチョウ目撃しました。